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このブログではロボカップジュニアに関係した事柄を中心に、ロボットについて語っています。
私は2年間ロボカップジュニアサッカーにTeam SeeLeとして参加、2012年には北海道、全国大会ともに全勝し、優勝を手にしました。

このブログの内容が少しでもロボカッパーたちの役に立ってくれたら嬉しいです。

2013年3月25日月曜日

ロボカップジュニア北海道ブロック大会がありました!

こんばんは。
先日、ロボカップジュニア北海道ブロック大会がありました。
今日はそのことについて感想を交えつつ書かせて頂こうと思います。

今年の大会はサッカーAライト10チーム、サッカーAオープン2チーム、レスキューA2チーム、ダンス1チームの参加がありました。









私はサッカーの主審を務めていたのでレスキューはあまり見ることができなかったのですが、ほぼ互角の戦いとなり、点差ではなくレスキューの技術委員長が全国大会へ推薦する形式で終了したとのことです。

ダンスは歴戦のチームが参加し、大変レベルの高い演技を見せていました。小物を作りこみ、工夫を凝らしていることが一目でわかる素晴らしいものでした。














サッカーAライトは去年に比べて大きくレベルの上がった大会になったと思います。


オムニホイール搭載ロボットが格段に増え、コートを縦横無尽に駆けまわる様子を見ることができました。
ここからは審判をさせていただいて気が付いた点を(ちょっぴり辛めに・・・)書いていこうと思います。





まず先ほど書いた通りオムニホイールロボットが増えたのですが、こちらについてはどのチームもオムニの特性を生かし切れていないように思いました。オムニホイールは360°どの方向にも自由に移動できる特性を備えたものなのですが、なぜかぐるぐると回転するロボットや動く方向を間違えてオウンゴール頻発のロボットが目立ちました。この点はまだまだ改良の余地が残されているように思いました。
そして故障が多く、2台とも故障して試合中断になったり、どのロボットもボールを見つけられなくなってリスタートになるケースも多かったです。
全国大会に臨む前に故障の原因を突き止めることが最優先課題のように思います。

その反面2輪独立制御方式のロボットたちはその能力を最大限に引き出したプログラムがなされているものが多かったです。回り込みやゴール識別も完璧にできていました。
こちらは長年試合を経験していく中で培われた力だと思います。この制御方式のロボットたちの中では最強の部類に入ると思いました。

サッカーAオープンは今年初めてブロック大会での試合が行われました。



一方のチームは歴戦のチームで、設計の技術も確立されており、守備に力が入っているように思いました。しかしその相手のロボットは、サッカー初出場者が制作したとは思えない能力を持っており圧倒的な実力で勝利を収めていました。



このびっくりチームのチーム名はMAGICINC.と言います。

ロボットは2台とも赤いボディを持ち、コートの長辺端から端まで2秒と掛からないような猛速、正確にボールをとらえた後は決して離さないホールド力、四輪のオムニロボット2台を1台で引きずり回すパワー、的確かつ草臥れることのないキッカーなどを持っており、思わず「怖え~」と漏らしてしまいました。
第一試合目では守りの堅い歴戦チームを12対0で完封し、続く試合でも好成績を残し、見事優勝していました。
故障修理が手早く、オムニロボットが目指すべきモーションをほとんどすべて兼ね備えているので、全国でも相当いい結果を出せるのではないかと(勝手に・・・)期待しています。

ちなみにこのチームのリーダーはブログを持っています。左にあるThe North Tribeというブログです。

ちょっと辛口なことも書いてしまったのですが、今年の北海道大会は全体的にチームのレベルも上がり、見ていてとっても楽しかったです。
サッカーAライトのオムニロボットたちも来年度はさらに腕を磨いて出場してくると思います。今から楽しみです。
また来年もびっくりチームが出てくるかなぁ(^^)











←僕の可愛い(笑)後輩たちです。

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