ようこそ

このブログではロボカップジュニアに関係した事柄を中心に、ロボットについて語っています。
私は2年間ロボカップジュニアサッカーにTeam SeeLeとして参加、2012年には北海道、全国大会ともに全勝し、優勝を手にしました。

このブログの内容が少しでもロボカッパーたちの役に立ってくれたら嬉しいです。

2013年4月28日日曜日

大会前点検について その弐

こんばんは。
久しぶりに更新させてもらいます。

なぜしばらく更新できなかったかというと、大学に入学して以来、トイレに行く暇もない程忙しい日々を送っていたからです(´・_・`)。o

部活の勧誘練(新入生向けの練習会)、長ーいレポート提出、いきなりの人体模型を使った解剖&宿題、小テスト(物化生全部!)、謎の救急救命講習(消防署まで歩かされた・・・)、ラウンジ交流(医学生同士の交流会?女子学生がいる”女子ラ”と共にいろいろなところに連れまわされる)、花コン(各部活が運営する合コンみたいなやつ。看護学生との交流会?)、自治会新歓(医学部、看護学部合同の新入生歓迎会)、飯食い(部活の食事会)、CIA(酒を飲んだ先輩が暴れる!)などなど・・・平均睡眠時間が3時間切りました(〒д〒)

GWもちょっと忙しいのですが、ジャパンオープンがあるので、前回書き残した大会前点検について書き加えたいと思います。

今回は大会会場での調整と持ち物について書きます。

まず、調整ポイントについてです。
皆さんがふだん練習しているコートと大会本番のコートは当たり前のことですが別物です。蛍光灯や鉄筋などの影響も異なります。
会場ではこれらの「違い」に対応することが求められます。

一つ目は地磁気センサの調整です。

地磁気センサは会場の条件にもっとも影響されやすいパーツです。
各社から様々な地磁気センサが発売されていますが、その都度自動調整されるタイプを除いて、必ず次に試合するコート上においてキャリブレーションをしなければなりません。
キャリブレーションとは周囲の磁場にセンサをなれさせることをいいます。
各センサを購入した時のマニュアルに方法が書いてあると思うので確認しておくことをお勧めします。






二つ目はカラーセンサです。

カラーセンサは会場の明るさや照明の種類に大きく影響を受けます。
会場に入ったらコート上ですぐに値を取り、修正しておきましょう。
また会場の明るさは常に一定とは限らないので、試合する前にその都度チェックしておくと安心だと思います。








三つめはギアモーターです。

ギアモーターは長い輸送によって調整がずれていることがあります。
特にオムニホイールを搭載したロボットの場合、モーターの狂いが分かりにくい場合があるので注意が必要です。
会場に着いたらギアボックスのネジを締め直しておきましょう。









赤外線センサはパルスボール化により大きな影響を受けることは少なくなったので省きます。
各チームその他にもいろいろな機構を取り付けていると思います。
大切なことは、試合開始の直前まで調整がおかしくなっているところはないか確認し続けることです。
試合は故障が少ないチームに軍配が上がります。どんなに優秀なロボットでも故障が多くては戦えません。念入りに調整して少しでもいい試合ができるように頑張ってください。

次は大会に持っていくと便利な持ち物について書きます。
どのチームも大会には電池やパソコンなど、大量の荷物を持っていくと思います。
その荷物の中にちょっと忍ばせておくといざというときに役に立つであろう小物をここで紹介させていただきます。

一つ目はビニールテープ(黒)です。

これは取り付けていた装備が外れてしまった時などの応急処置に役立ちます。故障から早く復帰するには欠かせない小物です。また、ちょっとコードがはみ出たなどの理由で車検をパスできなかった場合にも即座に対応することができます。ただし手で切れないのではさみを忘れないでください。













二つ目はテスターです。

ショートした!突然電源が入らなくなった!あとどのくらい電池が持つだろう?などの電気関係のトラブルを解決するために欠かせない小物です。
私も現役時代には必ず持って行っていました。パソコン専門店などに行くと500円くらいで売っていることがあります。電気の基礎知識が必要ですが、それほど難しくはないので頑張って勉強することを勧めます。











三つ目は三つ口タップです。

これは使えるコンセントが思ったより少なかった場合に取り付ける小物です。
大会の会場においてコンセント不足は致命的です。必ず2~3個は持っていきましょう。
私もこいつに何度も助けられた経験があります。














以上の3つは最低限持っていくべきものであると思っています。
それぞれのチームに合わせた持ち物リストをWordなどで作成し、チェックをつけて忘れないようにすることが大切です。「備えあれば患いなし」少し余分に持っていくくらいが丁度いいと思います。

大会ではいかにトラブルに対処できるかで勝敗が決まるように感じます。トラブルに対処する方法はただ一つ「予測する」ことです。大会当日のシミュレーションをしっかりして悔いのない大会にしてください。

次回はダイセンから新しく発売されたセンサについてレビューを書こうと思っています。
忙しいのでいつ書けるかは明言できないのですが、できるだけ早く書くので楽しみにしていてください。

それでは~(σω-)。〇゚











0 件のコメント:

コメントを投稿